80年代半ばまで、四コマ漫画といったら、おっさんが描くものだった。四コマ専門誌などの表紙の大半は植田まさし氏やその弟子みたいな人のベタな絵とオヤジギャグが満載されていた。
ところが、80年代終盤から、女性作家による軽い絵とギャグが台頭してきた。本稿で紹介する窪田さんはその嚆矢となった一人である。当初は、OLが主役のほのぼのしたギャグみたいなのを描いていた。
ところがある時期から作風が変わってきた。絵はそのままだし、一見すると作風も変わらない。ただ、描く内容が「異常性愛」になったのである。
ほのぼのしていた会社の上司は、いきなりほのぼと不倫をおっぱじめ、ヒロインの飼犬は猫と異種間恋愛を始める、といった具合だ。そして、その時期に始まった新連載がこの作品である。
一見するとほのぼのしたカップルであるが、やっている事は相当アブノーマルしている。たとえば、ホワイトデーに「自分のモノで型どりした乳房型キャンディ」を送る、といった感じである。
ちなみに主人公の男は芸術家で、なんか知らんがいつもヌードデッサンばかりやっている。そして当然、モデルの女の子はいつも裸で迫ってくるのだ。ついでにその男の姉も相当異常な「恋の応援」をやてくれる。
そして究極はヒロインの父親である。なんと彼の夢は娘と一緒に風呂に入るなのだ。そしてそのためにあらゆる手段を駆使してくる。
一見ほのぼのした絵柄で異常性愛のオンパレード、これはこの作者にしか作れない世界なのであろう。
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