ゴジラ対骨法(仮題) (風忍とダイナミックプロ)

1998/09/29

掲載・ゴジラ対ビオランテが上映された頃
  映画上映にあわせたゴジラのアンソロジー本があった。別にゴジラには興味がないのだが、好きな作家が描いているので購入した。
 その本に収録されている漫画の基本的な展開は、「ゴジラに立ち向かう人間」である。最新兵器で立ち向かうものもあれば、娘に植物の遺伝子を混入させて対抗する科学者もいる。
 その中、本作の主人公は武器を使わずにゴジラに闘う。そう、堀辺師範直伝の「骨法」だ。とりあえずどうやってゴジラに飛び掛かるか謎であるが、とにもかくにも主人公はゴジラに必殺の一撃をたたきこみ、自らの命と引き換えにゴジラを撃退する。

 これだけでも十分心に残るが、話はまだ終わらない。主人公の未亡人が、死後に生まれた子供と墓参りをするのだが、そこでいきなり赤児の表情が急変し、念動力で未亡人を襲撃するのだ。
 なんと、その赤児はゴジラの生まれ変わりだったのだ。骨法の技を受け、苦しみ抜いて死んだゴジラが赤児の体を乗っ取り、未亡人に恨みを晴らすというのだ。未亡人の危機!その時、救いが現れた。
 ゴジラに肉体を奪われた赤児が守護霊となって出現、ゴジラの超能力を封じた。霊界では年齢が自由に選べるため、青年の姿を持つ守護霊は、「これからは自分がお母さんを護る。そのために今は「霊界でお父さんから骨法を習っているんだ」と微笑み、母も安心する。
 そして、ラストでは地球が出てきて、「霊界はどうのこうの」といったナレーションが入るのだ。まあゴジラで霊界を学ぶのも悪くないことなのかもしれない。  



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