話の設定は、「悪の名門サッカー高校に主人公が挑む」という至極陳腐なもの。(←だと思っていただが、これは筆者の記憶違いで、実はワールドカップを制覇する事を目指す漫画だったらしい。ある方にご指摘いただいた)新鮮味も個性もなく、主人公の名前も性格も、筆者の記憶には残っていない。ついでに言うと、題名も忘れてしまった。作者名は確か「岡村賢二」という人だったと思うが定かではない。
しかし、主人公が用いた魔球(魔シュート?)の名前だけはいまだに心に焼き付いて離れない。魔球の名は「爆裂消球」。文字通り、一瞬ボールが爆発したようになり、直後に消えてゴールゲットする、というものである。あまりにも荒唐無稽なこの技に、読者ばかりかサンデー執筆者もその謎に注目。編集後記に「爆裂消球はなぜ消えるのか?」と書いた人も何人かいた。
そして、ついにあかされた謎は、以下のようなものだった。
1.まず、蹴るときにボールに特殊な回転をかける
2.すると、ボールは激しく回転しながらゴールへ飛ぶが、キーパーの目の前で急に回転が止まる
3.急激な回転の停止により、キーパーにはボールが爆裂した上に消えたように見えてしまう
一体どうしたら、急にボールの回転が止まるのか? 仮に止まったとしてなぜ止まると消えたように見えるのか? 仮に消えたように見えても、キーパーはシュートと同時に球筋を推測して飛ぶのだから、目の錯覚を誘発してもあまり意味がないのでは? などと疑問はつきない。
(↑だと思っていただが、これも筆者の記憶違いで、回転をかけずにシュートする事により、空気を圧縮して消えた上に空中で爆裂するらしい。別のある方にご指摘いただいたが、いずれにせよわけがわからん)
しかしこの恐るべき原理のおかげで、筆者の心に「爆裂消球」の4文字が焼き付いてしまったのは事実である。
なお、爆裂消球しか記憶に残っていないため、この漫画がその後どういう打ち切りを食らったか、などという事は筆者の記憶の範囲外である。
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