2009年04月23日

大拙攻するも、小野投手の好投で連敗止める

 仙台で行なわれた東北-千葉は長谷部投手と小野投手が先発。今日は久々に西岡選手がスタメンに復帰し、三番に入りました。対左ということで、二番には竹原選手が入り、左打者は八番一塁の福浦選手のみでした。
 初回、竹原選手が内野安打を放ち、そこから四球二つで二死満塁としますが、里崎選手が倒れます。しかし続く2回、サブロー選手と今江選手の安打で1死1・3塁とします。続く早坂選手の内野ゴロでサブロー選手が本塁に帰りますが、一塁走者の今江選手が守備妨害を取られ2死1・3塁に戻されます。しかし、ここで竹原選手が適時打を放ち、千葉が先制しました。

 一方、小野投手は初回の無死2塁は三・四番を打ち取って凌ぎます。しかし続く2回に1死から走者を出すと、続く山崎武選手に左翼席に運ばれ、逆転されます。
 しかし、直後の3回表、安打3つで2死満塁とし、今江選手の適時打で即座に追いつきます。ただし、二塁走者の里崎選手は本塁でアウトとなり、逆転はできません。
 その裏、小野投手は先頭の渡辺直選手に安打されますが、犠打失敗もあって、0点に抑えます。
 続く4回に安打二つで早くも二桁に、さらに竹原選手は猛打賞を達成します。しかし、適時打は出ず、ここでも勝ち越せません。
 続く5回はこの試合初の三者凡退に終わり、長谷部投手が立ち直ったかに見えました。ところが6回表、先頭の今江選手がこれまた猛打賞となる安打で出ます。続く早坂選手の犠打が失敗し、さらに内野ゴロで2死2塁となりますが、そこから西岡選手が四球を選んでつなぐと、井口選手がこれまた猛打賞となる2点適時二塁打を左翼線に放ち、勝ち越しに成功します。さらに代わった木谷投手から里崎選手が適時二塁打を放ち、リードを3点に広げます。
   しかし打線は、7回に2死から四球二つと竹原選手の4安打目となる内野安打で満塁としますが、ここも抑えられます。さらに8回も1死から里崎選手とサブロー選手が、ともに猛打賞となる連打で1・3塁としますが、ここも適時打が出ません。
 結局、2・4・6・7・9番と五人が猛打賞を達成し、3番の西岡選手が3四球、5番のベニー選手が2四球、1番の早坂選手が1四球と、合わせて16安打6四球と走者を出しますが、16残塁で5点しか取れません。
 これだけ効率の悪い攻撃をすれば、流れが変わりかねませんが、今日の小野投手は、その影響を受けずに、1イニング平均10球程度の「省エネ投球」で東北打線を抑えます。あわせて6安打されますが、四死球を出しません。そして、終盤になるとさらに調子を上げ、7・8回を三人ずつで片付けます。
 そして9回は荻野投手が登板。いきなり先頭打者を歩かせましたが、後続を抑えて6試合目で今季初セーブを挙げました。これで連敗を3で止めると同時に、今季初のビジター勝利となっています。観客数は1万1千4百人ほどでした。

2009年04月23日 23:52